こんにちは!
過去にワーホリやらバックパッカーなどで 彼氏のTatsuと世界旅行をし、旅行ブログを書いているYukiです。
今回は、意外と知られていない国「スロバキア」についての旅行記(^^)/
スロバキアの首都"ブラチスラヴァ"は、オーストリアのウィーンから、電車で手軽にいける距離だということで、ついでに観光する人も多いようですが、「ブラチスラヴァは観光名所が全然ない!」などと散々なことを言われているようです、、、(T_T)
しかーーし!心配することなかれ!!
私たちが行ったのは、もっと田舎のエリアで、スロバキア人の友達に全て案内してもらいました(^^)
絶対に行ってみたくなっちゃうような、美しい自然の溢れるスロバキアの魅力を見ていきましょう☆
スロバキアとは?
スロバキアってなんとなく名前は聞いたことがあるけど、どんな国はいまいち知らない人が多いかもしれません。
1999年に分離独立する前の"チェコスロバキア"って国の名前のほうが印象に残っている人もいるのでは?
スロバキアは中央ヨーロッパにある国で、首都は"ブラチスラヴァ (Bratislava)"でオーストリアとの国境から近い場所に位置しています。
ビザなしで入国可能
日本人旅行者はビザなしで入国できます。
EU加盟国なので、ドイツから飛行機で入国した私たちは入国審査すらありませんでした。
言語
言語はスロバキア語が公用語で、スロバキア人の友人によると "チェコ語と似ている"そうです。
スロバキア語って、発音が難しい気がしたのですが、なんだか響きが可愛いいんですよね。
一部の地域ではハンガリー語を話す人もいるようです。
あと、友人のご両親は英語は話せないけど、昔にロシア語を習ったと言っていました。
覚えておきたいスロバキア語
スロバキアに旅行に行くなら、絶対に覚えておきたい言葉を紹介します。
一番使えるのが「Dobré」です!!!発音はカタカナで書くと「ドブレ」。
意味は"Good"みたいな感じなんだけど、何かと使えます(^^)
ごはんを食べたあとにも「Dobré!!」というと、美味しいという気持ちが伝わりました。
(山登りをしている時に人とすれ違う時にも、"ドブレー"だか"ドブリー"みたいな感じで声を掛け合いました。)
あとは、"ありがとう"という意味の「Dakujem」も覚えておきましょう☆
発音は、"ジャクィエム"とか"デャクイェム"みたいな感じです。(たぶん)
英語はあまり通じない
私の友人は、アメリカ、カナダ、ニュージーランドで働いた経験があり、英語が余裕で通じます(ってか、流暢です)が、多くのスロバキア人は英語が得意ではないようです。
私たちは田舎ばかりを訪れたということもありますが、英語はあまり通じませんでした。
ちなみに、英語でスロバキアは"Slovakia"と書きます。
Slovakiaの英語での正しい発音はこちらのYouTubeで聞くことができます。
How to Pronounce Slovakia - PronounceNames.com - YouTube
スロバキアの国旗
スロバキアの国旗って可愛いデザインで好きです☆
スラブ主義の色である、赤・青・白の三色が使われています。
一番印象的な国章には、ロレーヌ十字(複十字)と、3つの丘はタトラ山・ファトラ山・マートラ山を表しているそう。
スロベニア、セルビア、クロアチアの国旗にもちょっと似ていますね。
スロバキアの場所・地図
スロバキアの隣接国はなんと5つ!!結構多いですよね?
チェコ、ポーランド、ウクライナ、ハンガリー、オーストリアに面しています。
スロバキアと日本の時差
日本とスロバキアとの時差は8時間で、日本の方が間進んでいます。サマータイムの時の時差は7時間になります。
私たちがスロバキアを旅行した理由
色々な国を訪れたいと思っていながらも、正直スロバキアは特に興味を持っている国ではありませんでした。
ニュージーランドでスロバキア人の友人ができる
2015年にパートナーのTatsuと一緒にワーホリで行ったニュージーランドのオークランドで、私たちはそれぞれ異なる仕事を始めます。
Yukiはホテルでの仕事を見つけ、仕事に慣れたころに新しく同僚になったのが、"スロバキア人の女性"でした。
明るくてお喋りな彼女と、私はすっかり仲良しになり、休みの日に一緒に出かけることも増えました。
私よりも一歩早く、ニュージーランドの国内旅行へ行くために仕事を辞めた彼女に 私は別れを告げ、「スロバキアへ絶対に遊びに行くね!!」と約束したのでした。
さあ、そんな訳で、実際にヨーロッパを旅行している時に、「この日程でスロバキアへ行けそうだよ!」と彼女に連絡をすると、「私の実家に泊まっていいよ!!」と言ってくれて、2017年7月にちゃっかりお世話になりました。
スロバキアのオススメ観光名所と絶景写真
スロバキアの首都"ブラチスラヴァ"のあたりや西側は、全く旅行しませんでした。
スロバキア人の友人が住んでいるのは、スロバキアの第二の都市"コシツェ (Košice)"から車で2時間くらい行った場所にあります。
なので、彼女の実家を拠点に色々観光したので、主に東側のエリアを観光しました。
滞在日数
私たちの滞在日数は4泊5日です。
入国した前夜はドイツで空港泊をして疲れていたこともあり、着いた日はゆっくりしましたが、最後の日は夜行電車でチェコへ行くことが決まっていたので、日中は観光をすることができました。実質4日間観光を楽しんだことになります(^^)
では、実際に私たちが行った、スロバキアのオススメ観光地と その絶景写真を見ていきましょう!
世界遺産「スピシュ城 (スピシュスキー城)」
世界遺産に登録されている"スピシュ城"は、スロバキア語では「Spišský hrad」といいます。
現在は廃墟になってしまっているお城なのですが、そこが魅力だと私は思います。
この、ちょっと朽ち果てた感が美しさを際立てている気がします。
城内は事前に写真で見ましたが、あまり好きではなさそうだったので敢えて入りませんでした。
スピシュ城 (スピシュスキー城)の場所・地図
私たちは友人のお父さんに車で連れて行ってもらいましたが、バスでのアクセスも可能なようです。
世界遺産「ドブシンスカ氷穴 (dobsinska ice cave)」
スロバキアとハンガリーが共有する世界遺産「アグテレク・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群」の1つ "ドブシンスカの氷の洞窟" に行ってきました。
"ドブシンスカの氷の洞窟"は、私がスロバキアで一番行ってみたいと思っていた場所で、友人にお願いして連れていってもらいました。
個人で勝手に洞窟に入ることはできず、約30分のガイドツアーに参加します。20人くらいのグループだったかな?
約500mの距離を歩いて見学します。
ツアーの言語はスロバキア語なので、何を言っているのかは全くわかりませんでしたが、友人が英語に通訳してくれたので、本当にラッキー(^^)
(英語ツアーを希望する人が一定人数以上あつまれば、英語での解説もしてもらえるそうです。)
あと、写真をゆっくり撮影したかったので、私たちはツアー団体の最後尾にいたのですが、2名いるうちの最後尾を担当していた可愛い女性のスタッフは 英語が超流暢に話せて、特別にちょこちょこ英語で説明してくれました☆
私たちは7月に行ったので、外では半袖にショートパンツで過ごしていましたが、この中は氷点下!!
ジャケットを持って行きましたが、普通に極寒でした(T_T)
カメラの持ち込み(写真撮影)は有料(10ユーロ)なので、Tatsuに全ての写真をお願いしました。
Tatsuの提案で最後尾に行ったおかげで、写真の中に ツアーに参加した人たちを写さずにすみました!
無人のように見える氷穴が、神秘的な写真に仕上がっています。
入場料・値段
大人の入場料は8ユーロ。
カメラを持ち込む場合は、別途10ユーロ。
(写真撮影を希望する場合は、合計18ユーロということになります☆)
営業時間・オープンシーズン
オープンシーズン:5月15日~9月30日
※ 冬季は営業していません。
営業時間:5月15日〜5月31日と9月は 9:30~14:00、6月~8月は 9:00~16:00
ドブシンスカ氷穴の場所・地図
私たちは車で連れていってもらいましたが、ポプラドという場所からバスでのアクセスも可能なようです。
駐車場(もしくはバス停)から、氷穴の入り口までは25分程度のハイキング道を登ります。
Chata pri Zelenom plese (ヴィソケー タトリ)
目的地である「Chata pri Zelenom plese」を目指して長時間ハイキングをしました(^^)
友人のお父さんが車で搭乗口まで連れてきてくれたのですが、自分たちでここまで移動するのは難しかったと思います。
結構長時間ハイキングをしました。片道3時間以上登ったと思います。
スロバキアって、実際に来てみるまではあまり見所がないイメージがあったのですが、自然がともかく綺麗!!
友達と、友達のお兄さんと両親と彼氏と友達と叔父さんなどと、、、
たくさんのスロバキア人の方と一緒に登りました(^^)
ここが目指していた「Chata pri Zelenom plese」です!
綺麗な景色を楽しみながら、みんなでランチを食べました。
雪解け水の溜まった湖の美しい色が印象的です。素晴らしいコントラストですね。
帰りは小雨が降ってきたので、急足で降りました。
Chata pri Zelenom pleseの場所・地図
Sninský Kameň
Sninský Kameňは 、かなりマイナーな観光地なようで、日本語の名前はでてきませんでした。
現地のスロバキア人の友達がいたからこそ、行けた場所でしょう。
この日は、夜行列車でチェコへ移動することが決まっていたのですが、予想以上に大変なハイキングでした(笑)
汗だくになって登り終えた頂上がこちら。
持参したサンドイッチを頬張りながら、絶景を楽しみました(^^)
Sninský Kameňの場所・地図
Tomašovský Výhľad
Tomašovský Výhľadも日本語の名前は出てこなくて、ややマイナーな観光地のようですが、スロバキア人以外にもチェコ人の人も訪れているようでした。
マウンテンバイクで訪れている人も見かけましたよ!
この頂上が絶景で、写真撮影をする人がたくさんいました。
しかし、ここに座るのは、結構"ガクブル"です(^^;)
↑ これは、友人の写真(^^)
Tomašovský Výhľadの場所・地図
スロバキアの食べ物・ごはん・お酒
スロバキアにいる間は、外のレストランで食事をすることは全くありませんでした。
友人のご実家で、家庭料理ばかりをご馳走になって、本当に幸せ者な私たち。
こんな経験は普通の海外旅行ではできないですよね。
ブリンゾベー ハルシュキ (Bryndzové halušky)
まず、スロバキアに着いた日の夜に、初めてご馳走になったのが、この「ブリンゾベー・ハルシュキ」。
スロバキアで食べたもののなかで、最も美味しかったです!!!
友人は「簡単に言うと"カルボナーラ"みたいな味だよ。」と紹介してくれたんだけど、
カルボナーラに比べて、超高級な味わいでした!!
作り方は、小麦粉と すりおろしたジャガイモを混ぜて、それを茹でて丸いパスタのような物(ニョッキみたいな味ですが、一回り小さいサイズ)を作ります。
それを、羊のミルクから作った"ブリンザチーズ"に絡めます。
そして、最後のポイントは、脂肪部分しかないベーコンを細かく切って、焼いて出てきた濃厚な油を上からかけて出来上がり!!
カリカリになったベーコンも一緒に食べます。このベーコンの塩っけと、旨味がまた美味しいんですよね〜。
スロバキアのベーコンは、脂肪部分だけのものが一般的だと友人は言っていました。
ハイキング中のランチで、「このベーコンをパンと一緒に食べる」 と聞いた時には、「え!!火をとおさずにベーコンをそのまま!?」 と思いましたが、、、これが、なかなか美味いのよね(^^)
ゼレニノヴァー ポリエウカ (Zeleninová polievka)
"ゼレニノヴァー ポリエウカ"は、野菜スープのことだそう。
(写真にはジャガイモしか写ってないけど、本当は人参なんかも入ってたよ。)
友人宅では、本物のチキンでダシをとったスープに野菜を入れて食べました。なぜだか懐かしいような優しい味で癒されます。
このスープで驚いたのが、この麺!
「好みでこのヌードルを入れてね。」と言われたのですが、まるで素麺なんです!!
素麺よりも短いですが、味はそっくり!
(余った素麺をチキンスープに入れるのって、アリだなぁと思った私でした。)
ボルシチ
ボルシチといえば、ロシア料理だと思いますが、意外と別の国でも食べられているようですね。
友人宅の庭には、野菜のガーデンがあって、そこで育てた"ビーツ"を入れて作ってくれました。
ビーツ(ビートルート)という野菜は日本ではあまり馴染みがないですが、赤い根菜で欧米ではよく見かけます。
↓ こちらのブログで"ビーツ"について書いたので、興味のある方はぜひ(^^)
スロバキアのお酒
普段、そんなにお酒を飲む私たちではありませんが、ヨーロッパの友達のご実家でお世話になると、必ずと言って良いほど お酒をご馳走になります(^^)
スロバキア語で乾杯は「Na zdravie (ナストラヴィエ)」です。スロバキア人とお酒を飲む機会がありそうだったら、是非使ってみましょう!
Tokaj(トカイワイン)
トカイという地方では、独特の気候が産み出す 濃い霧がブドウ畑を包み込み、その湿気によって"貴腐菌"というカビに侵された白ブドウが作り出されるんだそう。
一般的な白ワインとは全然違う味で、甘いお酒です。
女性へのお土産にも良いかもしれませんね(^^)
トカイワインと言えば、ハンガリーのワインというイメージが強いかもしれません。
(というか、私はこの"トカイワイン"ってもの自体知らなかったのですが、、。)
しかし、トカイ地方というのは ハンガリー国内のみではなく、一部はスロバキアにも属しているんですね。
友人の家は、ハンガリーの国境に近い場所にあることもあり、スーパーでもトカイワインが売られていました。
スロバキアのビール
スロバキア語でビールは「PIVO」と言って、発音は"ピヴォ"です。
友人のお父さんが用意してくれたのは "ZLATY BAZANT (ズラティーバジャン)"というビール。
スロバキアで有名なビールのようですが、このビールには"'73"と書かれています。
お父さんによると、このビールのパッケージは発売当初のものと同じデザインのラベルが使われていると言っていました。(友人が英語に通訳してくれたよ。)
飲みやすいビールでした☆
お土産に絶対にオススメしたいお菓子「Horalky」!!
この「HORALKY」というウエハース 。
激ウマです!
ハイキングへ行ったときに、友達がくれたのですが、本当に美味しいお菓子なのよ。
ウエハースなんだけど、ピーナッツクリームみたいなのが挟まっているんです。
別にパンチはないんだけど、優し〜い味なので 止まらなくなります。
個包装になっているので、バラマキのお土産としてもオススメです!
チェコのプラハのスーパーでも売られていたので、機会があれば是非食べてみてね(^^)
友人の"おもてなし"に感謝
今回、私たちがスロバキア旅行をものすごく楽しむことができたのは、スロバキア人の友達の "おもてなし" が素晴らしかったおかげでした。
実際にスロバキアに行く前に、「お城とかの歴史的な場所に興味がある?それとも自然系の観光名所が良い?」など、色々と意見を聞いてくれて、観光プランを全てたててくれました。
現地の友人にしてもらう観光案内って、別の友達にもしてもらったことがあるけど、彼女の観光プランは最も素晴らしかったです。
自分も、外国人の友達を日本の観光で連れ回したことがありますが、こちらが思っている以上に相手を疲れさせてしまうことがあるんですよね、、、。
スロバキア人の友人は、こちらの意見をしっかりと聞き入れてくれて、なおかつ彼女の知識をうまく取り入れてプランを決めてくれました。
また、そのプランはとても柔軟で「二人が疲れてるなら、ここに行くのは辞めよう。」とか「雨が降りそうだから、別の場所に変更にしよう。」など、臨機応変なんです。
一緒にいて疲れることが全くない観光プランでした。
自分が"もてなす側"も"もてなしてもらう側"にもなったこともあるので、それが簡単ではないことは良く知っています。
実は難しい"おもてなし"を、申し分なくこなしてくれた彼女には本当に圧巻です。
疲れを見せず "いつもニコニコして明るい性格" なのも、心から尊敬できる点でした。
友人に恵まれて、幸せな私たちです。
今後、私達がだれかを案内するときには、彼女にように振る舞えたらないいな。
今日も旅行ブログを最後まで読んでくれてありがとう。
関東では雪がすごいですね。帰宅が大変そうですが、気をつけて下さい。
お疲れ様でした☆